コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

DLVOの理論 DLVO theory

1件 の用語解説(DLVOの理論の意味・用語解説を検索)

法則の辞典の解説

DLVOの理論【DLVO theory】

二つの界面が近づくときの,電気二重層間の相互作用に基づいた疎水コロイド溶液の安定性に関する理論.これはデリャーギンとランダウ(1941)とフェルヴァイとオーヴァベック(1948)がそれぞれ独立に導いたので四人の名前で呼ばれている.電解質水溶液中で,正または負に帯電している界面に対して,反対符号のイオンはこれと中和するように分布すると考えると,その濃度に基づく電位 φ は界面からの距離 d に関して指数関数的に減少する.すなわち

φ=φ0 exp(-κd

となる.φ0 は界面に固定されるイオン層の電位で,κ は定数であるが電気二重層の厚さを表現する基準となる値で

である.ここで,z はイオン価,e は電気素量,n はイオンの濃度(イオンの数/cm3),ε は溶液の誘電率,kボルツマン定数*T絶対温度である.

共存イオンの影響で,電気二重層の厚さが変化すると考えると,この式からシュルツェ‐ハーディの法則*もたくみに説明可能である.

出典|朝倉書店
法則の辞典について | 情報

今日のキーワード

稀勢の里寛

1986- 平成時代の力士。昭和61年7月3日生まれ。中学卒で鳴戸部屋に入門し,平成14年3月初土俵。16年5月新十両,同年11月には18歳4ヵ月で新入幕をはたす。18年7月新三役小結,21年3月新関...

続きを読む

コトバンク for iPhone