国際航空運送協会International Air Transport Associationの略称。国際的航空運送の秩序ある発展を目標に1945年に設立された民間団体。ヨーロッパの航空会社が中心であった旧国際航空協会International Air Traffic Association(1919設立)を母体としている。本部はカナダのモントリオール,事務所はジュネーブ,ニューヨーク,ロンドン等にある。加盟会社は225社(1996年末現在)。日本航空は1954年9月に正式会員となった。最高決議機関は年次総会で,日常業務は常任理事会が処理する。常任理事会の下に技術,法務,財務,運送の常設委員会がある。業務は技術,法務等の協会活動と,運賃水準の決定等の運賃調整活動に大別される。とくに,世界を3地区に分けての航空運賃,料金に関する運送会議の活動は重要である。運賃等は最終的には各国政府の認可事項であるが,合意の権限をIATAに委任している点で準公共機関の役割を果たしているともいえる。会議は旅客,貨物に分け定期的に行われるが,通貨,燃料問題等で特別会議も招集される。非IATA会社の低運賃攻勢への対応措置が,近年の重要課題となっている。
→ICAO(イカオ)
執筆者:津崎 武司
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…東欧諸国では,そのほとんどが国や自治体の援助を得ている。なお,アマチュア演劇の国際機関としては,1952年に発足した〈国際アマチュア演劇連盟〉(IATA)がある。コペンハーゲンに本部をおき,約40ヵ国が参加,日本も67年に加盟した。…
…東欧諸国では,そのほとんどが国や自治体の援助を得ている。なお,アマチュア演劇の国際機関としては,1952年に発足した〈国際アマチュア演劇連盟〉(IATA)がある。コペンハーゲンに本部をおき,約40ヵ国が参加,日本も67年に加盟した。…
… 第4は,資源保有国相互が結成した〈資源カルテル〉であり,OPEC(オペツク)(石油輸出国機構),ITC(国際スズ協議会),CIPEC(銅輸出国政府間協議会),IBA(国際ボーキサイト連合),AIOEC(鉄鉱石輸出国連合)などがその代表例である。第5は,各国政府の直接規制下にある運輸業における国際カルテルであり,先の海運同盟は現在も存続しているほかに,国際線の運賃や機内サービスについて各国航空会社が協定を結んでいるIATA(イアタ)(国際航空輸送協会)などがある。それらは各国政府によって公認されたカルテルといってよい。…
… 第4は,資源保有国相互が結成した〈資源カルテル〉であり,OPEC(オペツク)(石油輸出国機構),ITC(国際スズ協議会),CIPEC(銅輸出国政府間協議会),IBA(国際ボーキサイト連合),AIOEC(鉄鉱石輸出国連合)などがその代表例である。第5は,各国政府の直接規制下にある運輸業における国際カルテルであり,先の海運同盟は現在も存続しているほかに,国際線の運賃や機内サービスについて各国航空会社が協定を結んでいるIATA(イアタ)(国際航空輸送協会)などがある。それらは各国政府によって公認されたカルテルといってよい。…
※「IATA」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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