VOC(読み)ブイオーシー

デジタル大辞泉 「VOC」の意味・読み・例文・類語

ブイ‐オー‐シー【VOC】[variant of concern]

ウイルス変異株を危険度によって分類した区分の一つ。従来株よりも感染力・伝播性・毒性が強い、重症化しやすい、ワクチンが効きにくいなど、公衆衛生に大きな影響を及ぼすと考えられる変異株が、この区分に分類される。懸念される変異株。
[補説]新たに発生した変異株について、世界保健機関WHO)や各国の保健機関がリスクを評価し、クラス分けするもので、他に、VOI(注目すべき変異株)、VUM(監視下の変異株)などの区分がある。

ブイ‐オー‐シー【VOC】[volatile organic compounds]

volatile organic compounds》⇒揮発性有機化合物

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「VOC」の解説

VOC
ブイオーシー

volatile organic compounds(揮発有機化合物)の略称常温で揮発しやすい有機化合物の総称トリクロロエテンテトラクロロエテントルエンベンゼンキシレンホルムアルデヒドなど,さまざまな物質がある.ガソリン塗料,溶剤などから大気中に放散され,吸入すると有機物の種類によって頭痛めまい吐き気,疲労感などの症状が現れたり,発がん性の可能性もある.大気,地下水の汚染などの環境汚染に加えて,住宅の室内空気汚染物質,いわゆるシックハウス症候群の一要因として問題視されており,厚生労働省により室内濃度指針値が策定されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

知恵蔵 「VOC」の解説

VOC

揮発性有機化合物」のページをご覧ください。

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

リフォーム用語集 「VOC」の解説

VOC(揮発性有機化合物)

揮発性有機化合物の総称で、沸点が 50℃から240~260℃までの有機性物質。住宅室内の空気を汚染する化学物質と考えられており、建材・施工材に使われる溶剤のトルエン、キシレンはその代表的な物質である。人体に有害な物質だけでなく、無害な物質もある。

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