X線探傷(読み)エックスせんたんしょう

百科事典マイペディアの解説

X線探傷【エックスせんたんしょう】

透過力の大きいX線を被検査物体に当て,その映像から物体内部の欠陥や傷の大きさ,場所などを判定する非破壊検査法の一種。金属の素材,鋳物,溶接部などの検査に利用。

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世界大百科事典 第2版の解説

エックスせんたんしょう【X線探傷 X‐ray inspection】

材料や部材を破壊せずに,その内部の欠陥を検査する非破壊検査法の一つ。X線が物質を透過することを利用し,検査対象にX線を照射し,透過像を工業用X線フィルムに写す。割れ目や空洞があればそれだけ吸収が少ないし,異物があれば吸収能に差がある。こういったX線の吸収の違いがフィルムの上で濃淡となって表れるので,それから内部の状況を判断する。医師がX線で人体の検査をするのと同じ原理である。写真から欠陥の大きさや性状を決めるので質のよい写真を撮らなければならないし,写真からの判断には経験のある検査員が必要となる。

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