デジタル大辞泉 「CEFR」の意味・読み・例文・類語
セファール【CEFR】[Common European Framework of Reference for Languages]
[補説]A1からC2まで6段階のレベルが設定されており、「仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる」「聞いたり読んだりした、ほぼ全てのものを容易に理解することができる」など、各レベルで「何ができるか」を示している。
さまざまな言語が使われる欧州諸国で、語学力を測る共通の物差しとして2001年に欧州評議会が発表した。6段階評価で低い方から順にA1、A2、B1、B2、C1となり、最高はC2。文部科学省は18年、大学入学共通テストに導入される複数種類の英語民間試験の成績を比較できるよう、セファールとの対照表を公表。日本英語検定協会の英検の場合、中学卒業レベルの3級程度がA1に位置付けられるなどした。国立大学協会は成績を出願資格とする場合、A2(英検準2級程度)以上を基準とするといった例を示している。文科省の対照表については、根拠が乏しいなどの批判も専門家から出ている。
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(南 文枝 ライター/2018年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
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