出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…なかでも,S.フロイト,C.G.ユングを代表とする精神分析,深層心理学の業績はそれ以後の象徴研究に大きな影響を与えた。 フロイトは《夢判断》(1900)のなかで,(1)夢の象徴では,特定の表象(蛇,杖など)によって別の表象(ペニス)が置き換えられる。(2)その両表象間の関係は現実的なものではなく内的な連想関係に基づく。…
…この〈フリース期〉において,フロイトは自己の理論の展開に対する体験的基盤を獲得したといえる。
[理論と技法の深化]
フリースへの傾倒の終焉(しゆうえん)のさなかに書かれた大著《夢判断》(1900)には,自己分析に終始したこのフリース体験が生かされている。フロイト自身,夢は一種の可逆的な精神病であると述べているが,夢の象徴や夢の形成理論は,当時のチューリヒ学派(E.ブロイラーとC.G.ユング)によって,精神分裂病の理解のための有力な武器とされた。…
…しかし,近代以降合理精神が普及するにつれ,一般に夢は日常生活とはほとんど関係のない幻想であり,非合理的で意味のないものとして,長くその意義は少なくとも表面上は忘れられていた。 夢の意味は,1900年に公刊されたS.フロイトの《夢判断》という著書により,心の深層を表すものとして再発見された。フロイトによれば,夢は日常の意識が低下した時に心の深層から現れる無意識的な願望の充足であって,意識が受け入れようとしなかった過去の抑圧された願望内容を暗示するものである。…
※「夢判断」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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