デジタル大辞泉
「エゴ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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エゴ
- ( [ラテン語] ego 一人称単数の人称代名詞 )[ 異表記 ] エゴー
- [ 1 ]
- ① 認識、意欲、行動などの主体として、他と区別される自分。自己。自我。
- [初出の実例]「彼のシバルリイは『我(エゴー)』を重んじて軽々しく死し軽々しく生きず」(出典:徳川氏時代の平民的理想(1892)〈北村透谷〉三)
- ② フロイトの用語。感覚の刺激や肉体的要求の知覚と、身体運動との間を調節する心理装置。自己保存の役割を果たす。自我。
- ③ 自分本位の考え方や態度。また、そういう考え方の人。エゴイスト。エゴイズム。「地域エゴ」 〔モダン用語辞典(1930)〕
- [初出の実例]「気やすさに無作法とエゴをまぜ加へた客たちは」(出典:メサの使徒(1950)〈武田泰淳〉)
- [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 「エゴイスティック」の略。
- [初出の実例]「愛する女を君の為めに山の中に埋もらせるほどエゴーな人間ぢゃありますまい」(出典:蒲団(1907)〈田山花袋〉六)
えご
- 〘 名詞 〙
- ① 山、渓谷などの切れ込みやくぼみ。また、そこにできた水たまり。えぎ。いご。
- ② 川の入り江や掘割。また、その入り江を利用した船だまりや、船を修理する施設。〔和英語林集成(再版)(1872)〕
- ③ 灌漑(かんがい)のための用水溝。田の水口(みなくち)。
- [初出の実例]「五兵衛えご幅を広げ稲植付候ため水行悪敷、難渋仕候事」(出典:寺百姓書上‐文化六年(1809))
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世界大百科事典(旧版)内のエゴの言及
【自我】より
…だからこそ,その語は,擬人的表現などの場合を除けば,自己意識をもったものにしか使われないのである。 ヨーロッパでも,たとえば現代英語のIは,古くはicであり,ドイツ語のichなどと同族の語であって,ラテン語のエゴegoやギリシア語のegōにさかのぼることができる。ところで,これらの言語では普通,主語の人称は動詞の変化で示されるから,egoやegōという語は,話し手がとくに自分を強調する場合にしか使われなかった。…
【エーガット】より
…H.アービング後の俳優をほとんど評価せず,しばしば独自の好みを強く出したので,一部読者の反発をかった。政治や社会問題には関心がなく,読書,演劇,名士などについての32年以降の日記は《エゴ》9巻(1935‐49)と題して出版された。【喜志 哲雄】。…
※「エゴ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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