三月(読み)サンガツ

デジタル大辞泉 「三月」の意味・読み・例文・類語

さん‐がつ〔‐グワツ〕【三月】

一年の3番目の月。やよい 春》「―や廊の花ふむ薄草履/蛇笏
[類語]弥生やよい嘉月かげつ桜月さくらづき花見月はなみづき姑洗こせん晩春ばんしゅん暮春ぼしゅん殿春でんしゅんたけあきたつ

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精選版 日本国語大辞典 「三月」の意味・読み・例文・類語

さん‐がつ‥グヮツ【三月】

  1. 〘 名詞 〙 一年の第三番目に当たる月。春の初めの月。古くは、潮干狩(しおひがり)雛祭天満宮例祭使用人の出替わりなどの行事があった。彌生(やよい)花見月さんがち。さんげつ。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「三月尽日陪吉祥院聖廟、同賦古廟春方暮各分字詩一首 江以言」(出典本朝麗藻(1010か)下)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐隠公元年〕

さん‐がち‥グヮチ【三月】

  1. 〘 名詞 〙さんがつ(三月)
    1. [初出の実例]「三月 散哇的(サンクァチ)」(出典:日本館訳語(1492‐1549頃)時令)

み‐つき【三月】

  1. 〘 名詞 〙 三か月。さんげつ。
    1. [初出の実例]「三月ばかりになる程に、よき程なる人に成りぬれば」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))

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