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ヨーロッパの中部をさす、不確定な、かつ場合により使用される呼称。一般的にはドイツを中心とし、バルト海とアルプス、ロシアとフランスに挟まれた地域に当たるが、その範囲は人により、場合によりまちまちである。最初にこの用語を公式に使ったのは、リストGeorg Friedrich Listである。彼はこの言葉を19世紀に政治地理的な意味で使用し、当時のドイツ、オーストリア・ハンガリー帝国、スイス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクを含む範囲をさすものとした。その後、ポーランド、ルーマニアを含めて使用されることもある。ナチスドイツの時代には、ドイツ文化圏をさす意味で使われることもあった。したがって、その版図は、西欧や東欧と重複する。国連の統計年鑑でヨーロッパを細分化する場合には使用されていない。
[久保田武]
短い夜。夜明けの早い夏の夜。たんや。《季 夏》「―や毛むしの上に露の玉/蕪村」...