デジタル大辞泉 「共に」の意味・読み・例文・類語 とも‐に【共に/×倶に】 [連語]1 一緒にあることをするさま。また、そろって同じ状態であるさま。「父と―行く」「私も兄も―健康だ」2 あることに伴って、別のことが同時に起こるさま。「雪解けと―草木が芽吹く」[類語](1)共共・一緒に・諸共もろとも・道連れ/(2)一斉に・同時・同じ・同様・同然・等しい・イコール・一つ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「共に」の意味・読み・例文・類語 とも‐に【共に・倶に】 〘 連語 〙① あるものが、他のものと同じ状態であるさま、また、他に伴って同じ行為をするさまを表わす。いっしょに。同じように。[初出の実例]「山県に 蒔ける菘菜(あをな)も 吉備人と 等母邇(トモニ)し摘めば 楽しくもあるか」(出典:古事記(712)下・歌謡)「さるは、かの、世とともに恋ひ泣く右近なりけり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)玉鬘)② ある状態や行為に伴って、同時に別の行為や状態が出現するさまを表わす。同時に。[初出の実例]「tomo(トモ) ni(ニ) シシ タマウ ナリ」(出典:サントスの御作業の内抜書(1591)一)「一時から二時迄の間に必ず目を覚ますのが癖となった。覚めると与(トモ)に恋しさの念は再発する」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例