副本(読み)フクホン

デジタル大辞泉 「副本」の意味・読み・例文・類語

ふく‐ほん【副本】

原本の写し。特に、正本の控えとするため、正本と同一内容のものとして作成される文書。「戸籍副本
同一の図書が2部以上ある場合、最初に受け入れた正本以外の図書。
[類語]写し控え手控えコピー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「副本」の意味・読み・例文・類語

ふく‐ほん【副本】

〘名〙
① 原本をうつすこと。また、原本のうつし。法律的には、ある文書の正本と同一内容のものとして作成される文書をいう。戸籍の副本、登記申請書の副本など。
※白石先生手簡(1725頃)一「今は眼もあしく副本も仕りがたく候ほどに」 〔宋史‐邢昺伝〕
② 同一図書が二部以上ある場合、予備としてとっておくほうの本。

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普及版 字通 「副本」の読み・字形・画数・意味

【副本】ふくほん

正本の写し。〔隋書、経籍志一〕煬(やうだい)位にく。祕閣の書、五十の副本を限寫し、ちて三品と爲す。上品は紅瑠璃軸(こうるりぢく)、中品は紺瑠璃軸、下品は漆軸とす。

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