デジタル大辞泉
「北方限界線」の意味・読み・例文・類語
ほっぽう‐げんかいせん〔ホクパウ‐〕【北方限界線】
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知恵蔵
「北方限界線」の解説
北方限界線
朝鮮半島を南北に分断する軍事境界線が、西の黄海上に延びるところに設定された「海上の事実上の軍事境界線」。朝鮮戦争休戦後の1953年、国連軍が大延坪(テヨンピョン)島などの北に設けた。毎年6月ごろ、付近はワタリガニの好漁場になるため、北朝鮮の漁船が越えて来て、漁船警護の北朝鮮艦艇と、NLL警備の韓国艦艇とがしばしば衝突する。99年6月に起こった銃撃戦の3カ月後、北朝鮮はNLLの無効を宣言、NLL南方に独自のライン設定を主張した。2007年10月の第2回南北(朝鮮)首脳会談で、NLLの南側にはみ出す形で「平和水域」を設定する考えに合意したが、実現は容易ではない。
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