ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小泉又次郎」の意味・わかりやすい解説
小泉又次郎
こいずみまたじろう
[没]1951.9.24. 横浜
政治家。貧困のため独学で検定試験を受け,小学校教員となった。その後新聞記者,横須賀市会議員,同議長,神奈川県会議員,横須賀市長を経て,1908年,第 10回衆議院選挙で神奈川2区から出馬して初当選,以後連続 12回当選して太平洋戦争終結後まで議席をもった。 19年選挙法改正案を国会に上程するとともに同法案成立のため院外においても学生や労働者と提携して運動を進めた。以後普通選挙運動の先頭に立ち,普通選挙法制定に貢献した。 24年衆議院副議長,29年浜口内閣,31年第2次若槻内閣の逓信大臣,内閣参議,同顧問。また憲政会総務,同幹事長,立憲民政党幹事長,42年翼賛政治会評議員。戦後公職追放。著書『普選運動秘史』 (1928) 。
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