がんせつ‐ど【岩屑土】
- 〘 名詞 〙 角礫(かくれき)状の岩石片からなる表土。岩石が物理的風化作用により細かく崩壊してできたもの。高山地方、大陸地方、熱帯砂漠地方などに広く分布する。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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岩屑土
未成帯の土壌で,はっきりとした土壌の形態や構造を示さず,岩石や鉱物破片の風化が新鮮なものから成り立っている.岩屑土は一般に山岳の急傾斜に限られる[U. S. Dept. Agriculture : 1938].母岩が主として物理的風化を受けて生成した礫質の土壌[木村ほか : 1973].
出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の岩屑土の言及
【土壌型】より
…ソロネッツがさらに洗脱作用をうけ,表層から粘土や交換性塩基,鉄やアルミニウムの酸化物などが減少し,白色薄片状の溶脱層が形成され,下方には粘土の集積層がみられるようになったものがソロチである。
[非成帯性土壌型]
岩屑(がんせつ)土は土壌生成の発達がきわめて弱いため,肉眼でかろうじて識別できる程度の腐植層しかない未熟な土壌である。ケイ酸塩質の固結した岩石に由来するものを固結岩屑土,砂丘砂,火山灰,レスなどの非固結の岩石に由来するものを非固結岩屑土という。…
※「岩屑土」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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