御歌(読み)ミウタ

デジタル大辞泉 「御歌」の意味・読み・例文・類語

み‐うた【御歌】

人の歌を敬っていう語。
天皇皇后皇太后皇太子などが作った歌。

お‐うた【御歌】

他人の歌を敬っていう語。
天皇・皇后や皇族作歌敬称御製ぎょせい

おん‐うた【御歌】

神仏や皇族・貴人などの作る歌。→御製ぎょせい

ぎょ‐か【御歌】

天皇の作った和歌
相手を敬って、その人が作った和歌をいう語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御歌」の意味・読み・例文・類語

おん‐うた【御歌】

〘名〙 (「おん」は接頭語)
① 神仏や皇族、貴人を尊んでその歌をいう語。みうた。おうた。
※新古今(1205)神祇・一八五六・左注住吉の御歌となん」
② 相手を敬って、その歌をいう語。
※定家相語(1228頃)「今は御歌おもしろからじはや」

お‐うた【御歌】

〘名〙
① 天皇がお作りになった和歌。御製(ぎょせい)。おおみうた。
太皇太后(たいこうたいごう)、皇太后、皇后、皇太子、皇族がお作りになった和歌。おんうた。

み‐うた【御歌】

〘名〙 (「み」は接頭語) 天皇または皇后・皇太子・皇族などの作った歌。
古事記(712)中「御歌(みうた)に続て歌曰ひしく」

おおん‐うた おほん‥【御歌】

〘名〙 (「おおん」は接頭語) =おおみうた(大御歌)

ぎょ‐か【御歌】

〘名〙 他人を敬って、その和歌をいう語。

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