デジタル大辞泉 「水蓼」の意味・読み・例文・類語 みず‐たで〔みづ‐〕【水×蓼】 [名]カワタデのこと。ヤナギタデの変種で、水中に生える。[枕]穂状に花が咲くところから「穂」または地名の「穂積」にかかる。「みてぐらを奈良より出でて―穂積に至り」〈万・三二三〇〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「水蓼」の意味・読み・例文・類語 みず‐たで みづ‥【水蓼】 [1] 〘名〙 植物「かわたで(川蓼)」の異名。和歌ではその味の辛いところから「からし」の序の一部として用いられることがある。《季・夏》 〔本草和名(918頃)〕※新撰六帖(1244頃)六「うき世には身をのみつみし水たてのからき目にこそ涙落けめ〈藤原光俊〉」[2] 枕 (一)は穂状の花が出るところから、「穂」や「穂」を含む地名「穂積」にかかる。※万葉(8C後)一三・三二三〇「幣帛(みてぐら)を 奈良より出でて 水蓼(みづたで) 穂積に至り」 すい‐りょう ‥レウ【水蓼】 〘名〙 植物「やなぎたで(柳蓼)」の漢名。※和漢朗詠(1018頃)上「風荷の老葉は蕭条として緑なり 水蓼の残花は寂寞として紅なり〈白居易〉」 〔白居易‐竹枝詞〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
動植物名よみかた辞典 普及版 「水蓼」の解説 水蓼 (スイリョウ) 植物。タデ科の一年草,薬用植物。ヤナギタデの別称 出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報