デジタル大辞泉
「消費都市」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しょうひ‐としセウヒ‥【消費都市】
- 〘 名詞 〙 門前町、政治都市、観光都市などのように、生産に直接関与しない機能が集中して、その経済が消費中心になっているような都市。生産都市に対する語。
- [初出の実例]「六大消費都市ではガスのある家庭も多いが」(出典:経済実相報告書(1947)二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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消費都市
しょうひとし
鉱工業などの生産活動が少なく、第三次産業部門や無職の人々が大部分を占めている都市。生産都市に対する語。「都市」の語源が政治を行う「みやこ」と商品の取引を行う「市(いち)」にあるように、産業革命以前の都市の多くは、生産活動でなく消費都市の傾向が強かった。産業革命以後、工業化が急激に進み、生産都市が多く成立したのに対し、政治の中心地や市場町、港町などを消費都市とよぶに至った。
[沢田 清]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の消費都市の言及
【都市】より
…物資の流動に関係する都市である。(3)消費都市 政治の中心としての政治都市,軍隊の存在によって成立する軍事都市,大学や研究所の存在が基盤になる学術都市,宗教的施設や信仰の中心がある宗教都市,観光施設があり,観光基地となる観光都市,温泉地や避暑地・避寒地にできた保養都市,[衛星都市]として住宅機能の卓越した[住宅都市]など多種多様であるが,物資は流入し,都市内で消費され,廃残物しか出てゆかない都市である。以上の三つの分類は,都市のもつ諸機能の中で最も卓越した機能,あるいは最も特徴的な機能によって分類したものであるが,大都市では三つの機能を兼ね備えているのが普通で,それらは総合都市として別に分類される。…
※「消費都市」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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