略称GP.水の存在下で木材を機械的作用により磨砕し,木質を繊維状にしたもの.機械的に磨砕しただけなので,パルプ収率は木材の90~95% に達する.化学的組成は原料木材とほとんど同じで,多量のリグニンを含み,空気や光の作用によって変色する.しかし,高速度の抄紙,輪転印刷に適することや,生産コストが低いことなどから,新聞用紙,下級印刷用紙および板紙などの原料となる.砕木パルプ用の原木は針葉樹材がおもで,製造法によってストーンGPとリファイナーGPがある.[別用語参照]紙
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…綿や麻は高価でもあったので,それに代わる原料が求められた。機械パルプを代表する砕木パルプの発明された年代は明らかでないが,1801年にクープスMatthias Koopsはわらと木材から紙を作ったといわれており,一種の砕木パルプが用いられていた。カナダのフェナティCharles Fenertyは39年に初めて砕木パルプを実験的に作ったと思われるが,発表は44年であった。…
※「砕木パルプ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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