茅(かや)、葭(よし)、藁(わら)などで屋根を葺くこと。または葺いた屋根をいう。外国では麦藁(わら)なども用いられる。瓦(かわら)葺きが一般化するまでもっとも広く用いられていた屋根葺き方法で、伊勢(いせ)神宮正殿では茅、大嘗宮(だいじょうきゅう)では青草を葺き、竪穴(たてあな)住居の屋根もすべてこの材料による。また江戸時代初期、江戸市中になお藁葺きやかや葺きが多く、幕府がこれを改めるよう指示した記録もある。断熱、保温性に優れ、現在でも山間部の農家に使われることがあるが、防火上の見地から都市部での使用は禁止されている。また透水性が大きいので、勾配(こうばい)は矩(かね)勾配(45度)以上にされるのが普通である。
[山田幸一]
立春から数えて 88日目で,現行暦では5月2日頃にあたる。八十八夜を過ぎればもはや晩霜も終りになるので,農家ではこれを種まきや茶摘み,その他の農作業開始の基準としている。日本では明暦3 (1657) ...