虚心(読み)キョシン

デジタル大辞泉 「虚心」の意味・読み・例文・類語

きょ‐しん【虚心】

[名・形動]心に何のこだわりももたずに、すなおであること。また、そのさま。「忠告虚心に聞く」
[派生]きょしんさ[名]
[類語]無我無私無心滅私虚心坦懐純粋無念無想無欲

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精選版 日本国語大辞典 「虚心」の意味・読み・例文・類語

きょ‐しん【虚心】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) 心になんのわだかまりもないこと。先入観などをもたないで、さっぱりとした素直な心でいること。また、そのさま。無心。「虚心坦懐
    1. [初出の実例]「求密法者至之。至之者作虚心之礼」(出典本朝文粋(1060頃)一四・為覚運僧都四十九日願文〈大江以言〉)
    2. [その他の文献]〔荘子‐漁父〕
  3. いつわりの心。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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普及版 字通 「虚心」の読み・字形・画数・意味

【虚心】きよしん

私心がない。〔韓非子、揚権〕之れを喜ぶときは則ち事多く、之れを惡(にく)むときは則ち怨みを生ず。故に喜びを去り、惡しみを去り、心をしくして、以ての舍と爲す。

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