蛮カラ(読み)バンカラ

デジタル大辞泉 「蛮カラ」の意味・読み・例文・類語

ばん‐カラ【蛮カラ】

[名・形動]身なり・言葉行動が粗野で荒々しいこと。わざと粗野を装うこと。また、そのような人や、そのさま。「ハイカラ」に対する造語。「蛮カラ学生」「蛮カラを気取る」
[類語]がらっぱち粗野乱暴荒っぽい荒荒しいがさつ野蛮手荒粗暴野性的手荒い荒い荒気ない

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蛮カラ」の意味・読み・例文・類語

ばん‐カラ【蛮カラ】

〘名〙 (形動) (「ばん」は野蛮の蛮、「カラ」はハイカラのカラ) 言動・風体が粗野なこと。また、わざとそのようにふるまうこと。また、そのさまや人。「ハイカラ」に対する造語。
※閑耳目(1908)〈渋川玄耳詩人バンカラ、定家卿の痘痕「案外にも蛮(バン)カラなるが多かりと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android