デジタル大辞泉
「魑魅」の意味・読み・例文・類語
ち‐み【×魑魅】
《「魑」は化け物、「魅」は物の怪の類》山林の精気から生じるといわれる化け物。すだま。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ち‐み【魑魅】
- 〘 名詞 〙 ( 「魑」はばけものの類、「魅」はもののけの類 ) 山林の気から生じるというばけものの類。山や沢の怪物やもののけ。すだま。
- [初出の実例]「磤雷腹而
吼、翔鳳足而羊角、魑魅罕通、人蹊也絶」(出典:性霊集‐二(835頃)沙門勝道上補陀落山碑) - 「魑魅(チミ)にあらず人にあらず、君がかしづき給ふ黄金の精霊なり」(出典:読本・雨月物語(1776)貧福論)
- [その他の文献]〔史記‐五帝本紀〕
す‐だま【魑魅・霊】
- 〘 名詞 〙 ( 「すたま」とも )
- ① ( 魑魅 ) 山林、木石などに宿っているとされる精霊。ちみ。〔十巻本和名抄(934頃)〕
- [初出の実例]「林精(スダマ)は水錆江に羽ぞ浸す」(出典:白羊宮(1906)〈薄田泣菫〉魂の常井)
- ② 人の霊魂。〔十巻本和名抄(934頃)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「魑魅」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の魑魅の言及
※「魑魅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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