氷長石(ひょうちょうせき) ひょうちょうせき
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →氷長石
正長石(データノート) せいちょうせきでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 正長石 英名 orthoclase 化学式 KAlSi3O8 少量成分 Na 結晶系 単斜 硬度 6~6.5 比重 2.6 色 無…
正長石斑岩
- 岩石学辞典
- 正長石の斑晶が,主に正長石とわずかの有色鉱物からなる石基に含まれる岩石.少量の斜長石の斑晶が見られることもある[Roth : 1861].古い岩石名で…
正長石ノーライト
- 岩石学辞典
- ハイパーシン正長石橄欖(かんらん)岩あるいはハイパーシン閃長閃緑岩.斑状の岩石で斑晶は正長石,石基はアンデシンと散在するハイパーシンおよび少…
玻璃長石(データノート) はりちょうせきでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 玻璃長石 英名 sanidine 化学式 KAlSi3O8 少量成分 Na 結晶系 単斜 硬度 6 比重 2.6 色 白,帯…
斜長石マイクロペグマタイト
- 岩石学辞典
- 斜長石と石英によるミルメカイト連晶[Sederholm : 1916].マイクロペグマタイトは石英と長石がグラフィック組織を示すものである.
斜長石(データノート) しゃちょうせきでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 斜長石 英名 plagioclase 化学式 NaAlSi3O8~CaAl2Si2O8 少量成分 K 結晶系 三斜 硬度 6~6.5 比重 2.6~2…
黄長石(データノート) おうちょうせきでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 黄長石 英名 melilite 化学式 Ca2MgSi2O7~Ca2Al(AlSi)O7 少量成分 Na,Fe 結晶系 正方 硬度 5~6 比重 2.9…
菱長石斑岩
- 岩石学辞典
- アルカリ閃長岩斑岩で,Na-マイクロクリンの斑晶が薄片で菱面体形を示している.斑晶には他に小さいオージャイト,ときに橄欖(かんらん)石の斑晶を含…
灰長石(データノート) かいちょうせきでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 灰長石 英名 anorthite 化学式 CaAl2Si2O8 少量成分 Na 結晶系 三斜 硬度 6~6.5 比重 2.7~2.8 色 …
微斜カリ長石
- 岩石学辞典
- →マイクロクリン-ペルト石
カスミ(霞)石【かすみいし】
- 百科事典マイペディア
- ケイ酸塩鉱物の一つ。カリ,アルミニウムの鉱石。主成分は(Na,K)AlSiO4。六方晶系。六角または十二角柱状結晶,緻密(ちみつ)塊状の産状が多い。硬…
正長石斑糲岩
- 岩石学辞典
- 正長石と斜長石を含む橄欖(かんらん)岩.斜長石は少なくともラブラドライト程度に塩基性である[Streng & Kloos : 1877].現在この岩石はモンゾ…
微斜長石(データノート) びしゃちょうせきでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 微斜長石 英名 microcline 化学式 KAlSi3O8 少量成分 Na 結晶系 三斜 硬度 6~6.5 比重 2.6 色 …
灰長石閃緑片岩
- 岩石学辞典
- 灰長石と角閃石からなる片状閃緑岩[Becke : 1881].
氷長石(こおりちょうせき) こおりちょうせき adularia
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 正長石の一種で、短柱状結晶をなす鉱物。アデュラリアあるいは氷長石(ひょうちょうせき)ともいう。菱形(ひしがた)で一見方解石に似る。花崗(かこう)…
灰長石斑糲岩
- 岩石学辞典
- 優白質斑糲岩でラブラドライトの比率の高い岩石.斜長岩との中間の岩石である[Subramanian : 1956].
亜灰長石(データノート) あかいちょうせきでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 亜灰長石 英名 bytownite 化学式 (NaAlSi3O8)30-10 (CaAl2Si2O8)70-90 少量成分 K 結晶系 三斜 硬度 …
長石質白粒岩
- 岩石学辞典
- 最初アウイが命名し,ブロニアールが注目した岩石名で,粒状の長石,雲母,石英からなる細粒の岩石[Hauy : 1813].白粒岩の一種で,鉱物成分が異な…
ムーンストーン
- 百科事典マイペディア
- 月長石とも。長石の一種で美しい青色の変彩を示すもの。普通白色半透明でタンパク光に近い光沢をもつ。正長石とソウ(曹)長石の超顕微鏡的微細片が…
白リュウ(榴)石【はくりゅうせき】
- 百科事典マイペディア
- アルカリ火山岩中に産出する準長石の一種。組成はKAlSi2O6。約605℃を転移点に高温型は等軸晶系で,偏菱(へんりょう)二十四面体の結晶を示し,低温型…
斜長石ウラル石化作用
- 岩石学辞典
- 斜長石とウラル石の組合せのコロナ─シンプレクタイトが形成されることで,オンファス輝石(omphacite)が変質する作用[Franchi : 1902].
カリ長石菫青石ホルンフェルス相
- 岩石学辞典
- 非常に低い液体圧と高い温度の条件で発達した接触変成作用の変成相.低い限界では石英の存在下で絹雲母が不安定となり,カリ長石と珪線石が共存する…
花崗岩 かこうがん granite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- カリ長石 (正長石,微斜長石) ,酸性斜長石,石英から成り,10%以下の有色鉱物を含む優白色,粗粒,完晶質の岩石。含有有色鉱物によって黒雲母花崗岩…
花崗閃緑岩
- 岩石学辞典
- ベッカーが粗粒の火成岩で石英と正長石および斜長石の両方を含み,斜長石が全長石量の半分以上が含まれている岩石に命名した名称[Becker : 1893].…
粗面安山岩 そめんあんざんがん trachyandesite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 安山岩と粗面岩の中間の化学組成をもつ、アルカリ岩系列の火山岩で、比較的カリウムを多く含む。レータイトlatiteともいう。ほぼ等量のカリ長石と斜…
粘土鉱物【ねんどこうぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 粘土の主構成鉱物。カオリン鉱物,モンモリロナイト鉱物,雲母粘土鉱物,緑泥石鉱物など数種のグループに分類される。ほとんどが層状の結晶構造をも…
オルソフィリック
- 岩石学辞典
- 細粒の石基に含まれる四角な形の班晶(一般に長石)をもつ組織.多くの長石を含む斑状岩では長石は細い短冊状であるが,この場合は長石は太く短い形…
ヒライア岩
- 岩石学辞典
- ネフェリン閃長岩で,曹長石が正長石よりも多く,准長石が長石よりも多いもの.ネフェリンの次に二番目の准長石があれば岩石名の前に鉱物名を付ける…
カルシアルカリック花崗岩
- 岩石学辞典
- 花崗岩で長石が主としてアルカリ長石で,顕著な副成分に斜長石がある岩石[Iddings : 1913].
アルカリ花崗岩
- 岩石学辞典
- アルカリ,特にNaに富む花崗岩で,曹長石を含むアルカリ長石を持ち,斜長石を欠くか少ない岩石で,有色鉱物にはアルカリ輝石(エジリン)で,アルカ…
パーサイト状
- 岩石学辞典
- カリ長石とNaに富む斜長石の連晶で,含まれている鉱物,気泡,葉理などの形や比率は変化し,母体と包有物との境は一般に明白ではない.カリ長石の主…
安山岩【あんざんがん】
- 百科事典マイペディア
- 全岩のSiO2の質量比が52(あるいは53)〜63%の火山岩。おもに中性長石〜亜灰長石,少量のアルカリ長石とカンラン石,輝石,角セン石,黒雲母などの…
オルソ花崗岩
- 岩石学辞典
- ヨハンセンはortho-という接頭語をK-長石が多い場合に使用し,正長石を含み斜長石を含まない花崗岩をオルソ花崗岩としたが[Johannsen : 1920],後…
パーサイト perthite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- カリ長石中に小さなナトリウム長石 (曹長石~灰曹長石) の結晶を含んでいるもの。ナトリウム長石の大きさは,肉眼で見えるものから,X線でなければわ…
閃長斑糲岩
- 岩石学辞典
- 粗粒で粗面玄武岩に相当する顕晶質の岩石で,塩基性斜長石の他に正長石を含むもの[Johannsen : 1917].1920年にこの語はモンゾニ斑糲岩に置き換え…
閃緑岩 せんりょくがん diorite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- おもに斜長石とホルンブレンドからできている粗粒で完晶質の火成岩。化学組成はカルクアルカリ系列の安山岩に似る。斜長石の量は長石全体の3分の2以…
閃長岩 せんちょうがん syenite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中粒ないし粗粒の等粒組織を示し,構成鉱物が他形を有するアルカリ岩系の貫入岩。火山岩の粗面岩に相当する。アルカリ長石を主成分とし,斜長石の量…
ラパキヴィ
- 岩石学辞典
- 卵形のカリ長石班晶の周囲がNa-斜長石によって取り囲まれているもの.斜長石は細かい粒で無方向性である[Bowes : 1998].
アルカリ閃長岩
- 岩石学辞典
- 閃緑岩で,多量のアルカリ長石を含み,斜長石を全くまたはほとんど含まないものをいう[Rosenbusch : 1907].一般にエジリンオージャイトが有色鉱物…
粗面岩【そめんがん】
- 百科事典マイペディア
- アルカリ長石が全長石の3分の2以上のアルカリ火山岩。石英が10%を超えると流紋岩に,準長石が10%を超えるとフォノライト(響(きょう)岩)になる…
方沸石チングア岩
- 岩石学辞典
- 准長石がアルカリ長石よりも多いチングア岩[Johannsen : 1938].
花崗アダメロ岩
- 岩石学辞典
- 斜長石花崗岩(plagioclase-granite)で,斜長石が岩石中の全長石量の35~50%となる岩石[Kupletsky : 1930].
アンチペルト石
- 岩石学辞典
- 斜長石の中にカリ長石の連晶の葉片を包有物として含むもの[Suess : 1905].一般のペルト石はカリ長石の中に斜長石の葉片を含んでおり,これは反対…
ローテンブルク岩
- 岩石学辞典
- 斜長石とアルカリ長石がほぼ等しい量含まれる閃緑岩[Riba : 1925].
サブオフィティック組織
- 岩石学辞典
- オフィティック組織の一種で,オージャイト結晶粒が十分に大きくない場合に斜長石結晶の粒の一部を取り込む組織[Watts : 1897].斜長石の方が大き…
花崗斑糲岩
- 岩石学辞典
- 塩基性斜長石に富む花崗閃緑岩あるいは石英正長石斑糲岩で,顕晶質の火成岩で石英ラブラドライト─モンゾニ岩と石英斑糲岩の中間の岩石であるとされた…
石英閃緑岩 せきえいせんりょくがん quartz diorite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 石英を多く(20%以下)含む閃緑岩。カルク・アルカリ岩系列の安山岩に相当する化学組成で、粗粒で完晶質の火成岩。一般に半自形粒状の組織をもつ。…
閃長岩 せんちょうがん syenite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 石英をほとんど含まない(5%以下)か、まったく含まず、アルカリ長石をおもな構成鉱物とする粗粒で完晶質の火成岩。火山岩では粗面岩に相当する。ア…
ランプロファイア らんぷろふぁいあ lamprophyre
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 有色鉱物に富み、肉眼的に暗色な脈岩。煌斑岩(こうはんがん)ともいう。一般に斑状で、黒雲母(くろうんも)、角閃(かくせん)石、輝石などの自形の斑晶(…