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ムーンストーン moonstone

翻訳|moonstone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ムーンストーン
moonstone

長石薄青乳白色,灰乳白色,薄茶色の半透明のアルカリ長石。特定の方向に青みを帯びた輝きを発する長石グループの宝石。この輝きは微ペルト組織あるいは隠ペルト組織 (正長石と曹長石の薄層が交互に配列する長石の組織) によるもので硬度6,比重 2.55,屈折率 1.548。カボッション・カットの底面に薄層面が平行になるようにカットすると,美しい閃光が現れ,装飾として用いられる。インド,スリランカマダガスカルミャンマーが主産地。日本では新潟で産出する。

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デジタル大辞泉の解説

ムーンストーン(moonstone)

月長石

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百科事典マイペディアの解説

ムーンストーン

月長石とも。長石の一種で美しい青色の変彩を示すもの。普通白色半透明でタンパク光に近い光沢をもつ。正長石とソウ(曹)長石の超顕微鏡的微細片が無数の双晶を繰り返して単一結晶の外観を示す。
→関連項目貴石誕生石

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世界大百科事典 第2版の解説

ムーンストーン【moonstone】

長石類宝石の代表的なもの。半透明の乳白色の石の曲面に,特有の青白い微光を発する特徴がある。その光が,あたかも青い月の光を連想させるので,ムーンストーン(月長石)の名がある。モース硬度6,比重2.56~2.59,屈折率1.520~1.528である。この光の効果の原因は,正長石KAlSi3O8アルバイトNaAlSi3O8の2種類の長石の薄層が,交互に積み重なった層状組織によって生じる光の干渉と,内部反射作用とによるものと考えられている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ムーンストーン
むーんすとーん
moonstone

月長石ともいい、乳白色の地に白ないし青い真珠光のような閃光(せんこう)を出すカリ長石の一種で、正長石やアノーソクレースであることが多い。この輝きは、カリ長石中に、非常に微細な葉片状のナトリウムに富む斜長石がかなり規則正しくいくつも連晶しているためおこる。つまり、カリ長石の中が一種の格子縞(じま)のようになっているので、光の干渉が生じて独特の色を出すのである。そのため、宝石として使うためには、光の干渉をおこす特定の方向でカボション形に磨く必要がある。スリランカ、ミャンマー(ビルマ)などのペグマタイトから産出するものが有名。硬度が低く、希少性に乏しいため宝石としての価値はあまりない。わが国では、長野県青木湖畔などからアノーソクレース質のムーンストーンが産出するが、小さいので装飾用にはならない。ムーンストーンを同じような真珠光を放つ斜長石に使うこともある。とくに、ペリスター石peristeriteとよばれるナトリウムに富む斜長石で、その内部がナトリウムに富む部分とカルシウムに富む部分が微細な連晶をしているようなものはよく閃光を出す。[松原 聰]

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世界大百科事典内のムーンストーンの言及

【長石】より

…へき開は{001},{010}の2面に良好である。色は,ガラス光沢をもった白,クリーム,ピンク,灰色などであるが,特にムーンストーン(月長石),ラブラドライトなどと呼ばれるものは,緑,黄,赤,青などのせん光を示す。これは,二つの成分の異なった長石の細かい互層や結晶内部に包有された細かい不純物(例えばチタン鉄鉱)が光の干渉を起こしたものといわれる。…

※「ムーンストーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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