デジタル大辞泉
「ムーンストーン」の意味・読み・例文・類語
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ムーン‐ストーン
- 〘 名詞 〙 ( [英語] moonstone ) =げっちょうせき(月長石)
- [初出の実例]「白魚(しらうを)が印度産の月光石(ムーンストン)のやうな透明さと光沢を帯びて舟に入ってる」(出典:どぜう地獄(1924)〈岡本一平〉二二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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ムーンストーン
むーんすとーん
moonstone
月長石ともいい、乳白色の地に白ないし青い真珠光のような閃光(せんこう)を出すカリ長石の一種で、正長石やアノーソクレースであることが多い。この輝きは、カリ長石中に、非常に微細な葉片状のナトリウムに富む斜長石がかなり規則正しくいくつも連晶しているためおこる。つまり、カリ長石の中が一種の格子縞(じま)のようになっているので、光の干渉が生じて独特の色を出すのである。そのため、宝石として使うためには、光の干渉をおこす特定の方向でカボション形に磨く必要がある。スリランカ、ミャンマー(ビルマ)などのペグマタイトから産出するものが有名。硬度が低く、希少性に乏しいため宝石としての価値はあまりない。わが国では、長野県青木湖畔などからアノーソクレース質のムーンストーンが産出するが、小さいので装飾用にはならない。ムーンストーンを同じような真珠光を放つ斜長石に使うこともある。とくに、ペリスター石peristeriteとよばれるナトリウムに富む斜長石で、その内部がナトリウムに富む部分とカルシウムに富む部分が微細な連晶をしているようなものはよく閃光を出す。
[松原 聰]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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ムーンストーン
moonstone
長石類宝石の代表的なもの。半透明の乳白色の石の曲面に,特有の青白い微光を発する特徴がある。その光が,あたかも青い月の光を連想させるので,ムーンストーン(月長石)の名がある。モース硬度6,比重2.56~2.59,屈折率1.520~1.528である。この光の効果の原因は,正長石KAlSi3O8とアルバイトNaAlSi3O8の2種類の長石の薄層が,交互に積み重なった層状組織によって生じる光の干渉と,内部反射作用とによるものと考えられている。この石は,健康,長寿,富を象徴し,真珠とともに6月の誕生石である。主産地はスリランカおよびインドである。
執筆者:近山 晶
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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百科事典マイペディア
「ムーンストーン」の意味・わかりやすい解説
ムーンストーン
月長石とも。長石の一種で美しい青色の変彩を示すもの。普通白色半透明でタンパク光に近い光沢をもつ。正長石とソウ(曹)長石の超顕微鏡的微細片が無数の双晶を繰り返して単一結晶の外観を示す。カボション・カットにして宝石に用いる。産地はスリランカが有名。
→関連項目貴石|誕生石
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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ムーンストーン
moonstone
月長石。薄青,乳白色,灰乳白色,薄茶色の半透明のアルカリ長石。特定の方向に青みを帯びた輝きを発する長石グループの宝石。この輝きは微ペルト組織あるいは隠ペルト組織 (正長石と曹長石の薄層が交互に配列する長石の組織) によるもので硬度6,比重 2.55,屈折率 1.548。カボッション・カットの底面に薄層面が平行になるようにカットすると,美しい閃光が現れ,装飾として用いられる。インド,スリランカ,マダガスカル,ミャンマーが主産地。日本では新潟で産出する。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のムーンストーンの言及
【長石】より
…へき開は{001},{010}の2面に良好である。色は,ガラス光沢をもった白,クリーム,ピンク,灰色などであるが,特に[ムーンストーン](月長石),[ラブラドライト]などと呼ばれるものは,緑,黄,赤,青などのせん光を示す。これは,二つの成分の異なった長石の細かい互層や結晶内部に包有された細かい不純物(例えばチタン鉄鉱)が光の干渉を起こしたものといわれる。…
※「ムーンストーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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