東盟 (とうめい)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 朝鮮,高句麗の部族的祭典の名称。東明とも記す。《三国志》魏志東夷伝の高句麗の条に〈十月を以て天を祭る。国中大会,名を東盟と曰う〉とあり,収…
ちから‐いくさ【力軍】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 力だけで敵と戦うこと。腕力で争うこと。[初出の実例]「女まじりの無人数にて、力軍叶ふまじとの御了間」(出典:浄瑠璃・本朝三国志(171…
もめん‐ばた【木綿機】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =もめんもの(木綿物)[初出の実例]「こつま新家の綿車、しづがあくびをくりまぜて、里の名を織るもめんばた」(出典:浄瑠璃・本朝三国…
【英雄】えいゆう
- 普及版 字通
- 英傑。〔三国志、蜀、先主伝〕曹(操)從容として、先(劉備)に謂ひて曰く、今天下の雄、唯だ君と操とのみと。~先方(まさ)にし、匕(ひちよ)を失す…
【営救】えいきゆう(きう)
- 普及版 字通
- 手段を設けて人を救う。〔三国志、魏、崔伝〕罪をて囹圄(れいご)に幽せらる。陰(いんき)、陳琳の營救するに(よ)りて、るることを得たり。字通「営」…
【悍戦】かんせん
- 普及版 字通
- 勇敢に戦う。〔三国志、蜀、黄権伝〕人は悍戰す。、水軍はれに順ふ。むこと易く、くことし。臣ふ、先驅と爲りて、以て寇を嘗(こころ)みむと。字通「…
【驍鋭】ぎよう(げう)えい
- 普及版 字通
- 勇ましくて勢いが強い。〔三国志、魏、袁紹伝注に引く英雄記〕()義、久しく涼州に在り、羌のひに曉す。兵皆驍なり。~(公孫)の軍、敗績す。字通…
【基宇】きう
- 普及版 字通
- 気宇。度量。〔三国志、蜀、先主伝評〕先の弘毅厚は、~蓋(けだ)し高の風、雄のり。~幹略は、魏武に(およ)ばず。是(ここ)を以て基宇も亦た狹し。字…
【達制】たつせい
- 普及版 字通
- 万民に通ずる制度。〔三国志、呉、呉主権伝〕夫(そ)れ三年の喪は、天下の制、人の極痛なり。賢は哀して以て禮に從ひ、不はめて之れを致す。字通「達…
【書檄】しよげき
- 普及版 字通
- 軍事などの檄文。〔三国志、魏、王粲伝〕太、竝びに(陳)琳・(阮)を以て司軍謀祭酒と爲し、記室を管せしむ。軍國の書檄は、多く琳・の作るなり。…
【書生】しよせい
- 普及版 字通
- 読書の人。儒生。〔三国志、呉、呉主伝注に引く呉書〕王~志、經略に存す。餘りて、書傳を覽すと雖も、奇異をす。書生の句に效(なら)はざるのみ。字…
【尚奇】しよう(しやう)き
- 普及版 字通
- 奇を好む。〔三国志、魏、王粲伝〕時に郡の康(けいかう)り。辭壯麗、好んで老を言ひ、奇を(たつと)び任なり。景元中に至り、事に坐して誅せらる。字…
【摘校】てきこう(かう)
- 普及版 字通
- 一つ一つ証拠によって調べる。〔三国志、魏、孫礼伝〕今二郡、界を爭ふこと年、一にして之れを決するは、解書圖畫りて、案するを得べきに(よ)るなり…
【輸誠】ゆせい
- 普及版 字通
- 誠心をつくす。〔三国志、蜀、先主伝〕力を盡しを(いた)し、六師を奬(励)し、~凶を撲討し、以て稷(しやしよく)(国家)をんじ、以てに報ぜん。字…
【哽結】こう(かう)けつ
- 普及版 字通
- 泣きむせぶ。〔三国志、呉、孫登伝〕生きて國に無し。死して陛下に重(ぢゆうせき)(大きな憂え)を貽(のこ)さん。此(ここ)を以て哽結を爲すのみ。字…
【諮詢】しじゆん
- 普及版 字通
- といはかる。〔三国志、呉、是儀伝〕大駕東す。太子登、留まりて武昌に鎭し、儀をして太子を輔けしむ。太子之れをし、事先づ詢して、然る後に施行す…
【歴史】れきし
- 普及版 字通
- 過去の変遷の記録。〔三国志、呉、呉主伝注に引く呉書〕王、~志經略に存す。餘りと雖も、書傳を覽し、奇異をす。生のをね句をむのみなるに效(なら)…
てっぽう‐ばら(テッパウ‥)【鉄砲腹】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 鉄砲で自分の腹をうち抜いて死ぬこと。[初出の実例]「嘉平次が命にかはり、鉄砲腹切し上は」(出典:浄瑠璃・本朝三国志(1719)三)
【治定】ちてい
- 普及版 字通
- よく治まる。〔三国志、魏、高柔伝〕治定のは禮を以て首と爲し、撥亂(はつらん)のは刑を以て先と爲す。~掾は當、典にらかなれ。字通「治」の項目を…
【草屋】そうおく(さうをく)
- 普及版 字通
- わらや。〔三国志、魏、東夷伝、韓〕居處、屋土室を作る。形、冢(つか)の如し。其のは上に在り。家を擧げて共に中に在り。字通「草」の項目を見る。
【深長】しんちよう(ちやう)
- 普及版 字通
- すぐれる。〔三国志、呉、陸伝〕(呂)對へて曰く、陸は思深長、才は重をふに堪ふ。其の規慮をるに、(つひ)に大任すべし。字通「深」の項目を見る。
【残余】ざんよ
- 普及版 字通
- のこり。〔三国志、呉、駱統伝〕願はくは殿下、~を補復し、深く圖りく計り、殘餘の民をし、人財の用を阜(ゆた)かにせよ。字通「残」の項目を見る。
【気鋭】きえい
- 普及版 字通
- 意気ごみがはげしい。〔三国志、魏、張既伝〕んで胡をたんと欲す。將皆曰く、士卒疲し、衆氣なり。與(とも)に鋒を爭ひしと。字通「気」の項目を見る。
【彊勇】きよう(きやう)ゆう
- 普及版 字通
- 強く勇ましい。〔三国志、魏、東夷、夫余伝〕其の人大(そだい)、性彊にして厚、寇鈔を爲さず。~皆六畜を以て官に名づく。字通「彊」の項目を見る。
【闊歩】かつ(くわつ)ぽ
- 普及版 字通
- 大またに歩く。〔三国志、魏文帝紀注に引く魏書〕曩時、累息の民をして、闊高談するを得、懼の心無(なか)らしめんと欲す。字通「闊」の項目を見る。
【翼賛】よくさん
- 普及版 字通
- 輔佐する。〔三国志、蜀、允伝〕(の上表)允、侍すること年、王室を贊す。宜しく土を賜ひて、以て勳勞を襃(ほ)むべしと。字通「翼」の項目を見る。
【要妙】ようみよう(えうめう)
- 普及版 字通
- 美しい。また、玄妙。〔三国志、呉、劉惇伝〕惇、に於て皆善くす。尤も太乙にらかなり。皆能く其の事を推演し、妙を窮盡す。字通「要」の項目を見る。
しら‐はぎ【白矧】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 白い羽で矢を矧ぐこと。また、その矢。[初出の実例]「誰が放つ共白作(しらハギ)の矢一つ来って弓手の高股」(出典:浄瑠璃・本朝三国志(1…
せぐり‐いき【せぐり息】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 せきあげる息づかい。しゃくりあげる息。苦しそうにあえぐ息づかい。[初出の実例]「舌もこはばるせぐり息(イキ)」(出典:浄瑠璃・本朝三…
【牧民】ぼくみん
- 普及版 字通
- 民を治める。〔三国志、魏、明帝紀〕其の、學、一經にじ、才、牧民に任(た)へ、士の課試、其の高第のを(ぬきん)で亟(すみ)やかに用ひよ。字通「牧」…
【云何】いかん
- 普及版 字通
- 如何。〔三国志、魏、閻温伝注に引く魏略〕(楊)豐、(黄)昂に謂ひて曰く、、(さき)に我が頸を生せんと欲す。今反つて我のすると爲る。云何と。字…
【裔土】えいど
- 普及版 字通
- 荒れはてた辺土。〔三国志、蜀、許靖伝〕(も)し時に險易り、事に利鈍り、人命常無く、隕沒してせざる、則ち永く罪責を銜(ふく)みて裔土に入らん。字…
【議謀】ぎぼう
- 普及版 字通
- 謀議。〔三国志、蜀、許靖伝〕靈じ、卓を秉(と)る。陽のを以て吏部書と爲し、と共に謀議し、天下の士をし、穢濁(わいだく)を沙汰し、幽滯を顯拔す。…
【患急】かんきゆう(くわんきふ)
- 普及版 字通
- さしせまった難儀。〔三国志、蜀、許靖伝〕許休(靖)は才士、智略以て事を計るに足る。宕より以來、群士と相ひ隨ふ。患るに、常に人を先にし己を後…
【彫励】ちよう(てう)れい
- 普及版 字通
- 励み修める。〔三国志、魏、陳思王植伝〕植、性に任(まか)せて行ひ、自らせず。飮酒あらず。之れをするにを以てし、を矯(た)めて自らる。字通「彫」…
【阻絶】そぜつ
- 普及版 字通
- 交通がはばまれる。〔三国志、蜀、許靖伝〕會(たまたま)梧縣の夷・越(ほうき)し、州府傾(けいふく)す。路阻し、~老竝(とも)にさる。字通「阻」の項…
【犒賜】こう(かう)し
- 普及版 字通
- 兵をねぎらい、賞を与える。〔三国志、魏、三少帝、高貴郷公髦紀〕兵、未だ武を極めざるに、醜摧破す。~今をはして將士に犒賜し、大會臨せしむ。字…
【肆逆】しぎやく
- 普及版 字通
- ほしいままに悪逆を行う。〔三国志、魏、文帝紀〕陵遲し(衰え)、世其の序を失ふ。つてが躬(み)にび、大亂(ここ)に昏(くら)く、群兇肆にして、宇す…
にじゅういっ‐し〔ニジフイツ‐〕【二十一史】
- デジタル大辞泉
- 中国の歴代の正史21書。史記・漢書・後漢書・三国志・晋書・宋書・南斉書・梁書・陳書・魏書・北斉書・周書・隋書・南史・北史・新唐書・新五代史・…
講史書 こうししょ Jiang-shi-shu
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国,宋代に起った説話物語の一種。講史,演史ともいう。『五代史平話』や『三国志平話』はそのテキスト。日本の連続講談にあたるもののなかの歴史…
【彦士】げんし
- 普及版 字通
- すぐれた人。〔三国志、魏、徐胡二王伝論〕に曰く、(徐・胡質・王昶・王基は)皆統方の任を掌り、を績に垂る。國の良臣にして、時の士なりと謂ふべ…
【盍稚】こう(かふ)ち
- 普及版 字通
- (てい)人の自称。〔三国志、魏、烏丸鮮卑東夷伝評に引く魏略、西戎伝〕人は~其の種、一に非ず。槃(ばんこ)の後とす。~其の自ら相ひ號して盍稚と曰…
【蠢動】しゆんどう
- 普及版 字通
- うごめく。暗に策動する。〔三国志、呉、呂岱伝〕三年~會(たまたま)武陵の蠻夷、蠢動す。岱(たい)と太常潘濬と、共に討ちて之れを定む。字通「蠢」…
【擬論】ぎろん
- 普及版 字通
- 争論する。〔三国志、魏、伝〕初め、原侯植と竝びに擬論り。曲げてに禮事す。卒(しゆつ)するにび、植と善し。而して夏侯と穆(したし)まず。深くを恨…
【臥息】が(ぐわ)そく
- 普及版 字通
- ふしやすむ。くらす。〔三国志、魏、東夷、倭人伝〕屋室り。母兄弟、臥息處を異にす。朱丹を以て其の身體を塗ること、中國のを用ふるが如きなり。字…
【歴険】れきけん
- 普及版 字通
- 険阻をわたる。〔三国志、魏、張既伝〕(文帝詔)(けい)、河を踰(こ)え險を(へ)、勞を以てをち、寡を以て衆につ。功は南仲にぎ、は吉甫を踰(こ)ゆ。…
【友愛】ゆう(いう)あい
- 普及版 字通
- 友情。また、兄弟の愛情。〔三国志、呉、孫伝〕、早(つと)に二親を失ふ。弟輔は嬰(えいがい)、自ら贍(たんいく)し、友愛甚だ篤(あつ)し。字通「友」…
【貫綜】かん(くわん)そう
- 普及版 字通
- つらぬきまとめる。〔三国志、魏、陳登伝注に引く先賢行状〕登、忠亮高爽、沈深にして大略り。く載を覽、(もと)よりり。典、貫綜せざる(な)し。字通…
【呵責】かせき
- 普及版 字通
- きびしくる。〔三国志、魏、高貴郷公髦伝〕(髦)性暴、日にに(ますます)甚だし。吾(われ)(皇太后)數(しばしば)呵責す。にに忿恚(ふんい)す。字通…
【辞賦】じふ
- 普及版 字通
- 文体の名。楚辞から出て、のち叙事を主とするものを賦という。〔三国志、魏、陳思王(植)伝〕年十餘、詩論び辭賦數十言を誦讀し、善くを屬(つく)る…