デジタル大辞泉 「ぴらぴら」の意味・読み・例文・類語 ぴら‐ぴら [副](スル) 紙片など、薄いものが小刻みに揺れ動くさま。「合格通知をぴらぴら(と)させる」[名]1 紙片など、のように動く薄いもの。「はさんであるぴらぴらをなくさないように」2 若い女。娘。「其―が段々近くなると思ひねえ」〈滑・和合人〉3 「ぴらぴら簪かんざし」の略。「このごろさす―か緋あふぎの簪かんざしの事かえ」〈洒・意妓の口〉[アクセント]はピラピラ、はピラピラ。[類語]ひらひら・びらびら・ひらりひらり・はたはた・ゆらゆら・ゆさゆさ・ちらりほらり・ほろり・はらり・ぱらぱら・ふわふわ・ひらり・片片へんぺん 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ぴらぴら」の意味・読み・例文・類語 ぴら‐ぴら [1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)① 布や紙などが垂れてひるがえるさま、空中にひるがえるさま、また、輝いたり、目立ったりして物の間などからのぞいたり飛び出たりするさまを表わす語。※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)三「嫁が湯具を縮緬の中幅を二布(ふたの)にいたして、居るにも立にも、ぴらぴらと至すから」② 炎がゆれ動くさまを表わす語。※滑稽本・和合人(1823‐44)初「川の中からピラピラと火が燃え出したらう」[2] 〘名〙① 女性、特に若い娘。※滑稽本・和合人(1823‐44)初「其ピラピラが段々近くなると思ひねへ」② 「ぴらぴらの簪」の略。※洒落本・意妓口(1789‐1801頃)二「このごろさすぴらぴらか緋あふぎのかんざしの事かへ」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報