デジタル大辞泉 「ほろり」の意味・読み・例文・類語 ほろり [副](スル)1 葉や花が散り落ちるさま。「枯れ葉がほろりと落ちる」2 涙が一滴落ちるさま。「ほろり(と)涙がこぼれる」3 涙が出そうになるほど心が打たれるさま。「ほろりとさせられる話」4 少し酒に酔うさま。「一杯の酒にほろりとする」5 (かたまり状のものが)触れただけで柔らかく崩れるさま。「口の中でほろりとほぐれる」[類語](1)(2)びらびら・ぴらぴら・ひらりひらり・はたはた・ゆらゆら・ゆさゆさ・ちらりほらり・ぱらぱら・ふわふわ・ひらひら・ひらり・片片へんぺん・ぽろり・ぽつり・ぽたり・ちょろり・ちょろちょろ・ちょびちょび・ちょぼちょぼ・ちびちび・ちびりちびり・ぽつぽつ・はらり・たらり/(3)感慨深い・感慨無量・感無量・感動・感激・感銘・感慨・胸きゅん・琴線に触れる・心を動かす・印象的・印象深い・心に染みる・心に残る・心を打つ・心を動かす・胸がつまる・胸が一杯になる・胸が熱くなる・胸を打つ・胸に迫る・熱いものが込み上げる・目頭が熱くなる・揺さぶる・揺り動かす・泣ける・感泣・感涙・熱涙 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「ほろり」の意味・読み・例文・類語 ほろり 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )① 物がもろく散り落ちるさまを表わす語。[初出の実例]「家貧落魄は、ほろりとしたなりぞ」(出典:史記抄(1477)一三)② 涙が一滴落ちるさまを表わす語。[初出の実例]「なみだをまつげにうかべてしたえほろりとをちぬ」(出典:玉塵抄(1563)一〇)③ ゆるやかに足を踏むさま、軽やかに身をこなすさまを表わす語。[初出の実例]「砕動風などには、ほろりと、ふり解きふり解きせられし也」(出典:申楽談儀(1430)序)④ 何かに感じいって心が動くさま、また、相手に同情するさまなどを表わす語。[初出の実例]「Fororito(ホロリト) ダウシンガ ヲコッタ」(出典:日葡辞書(1603‐04))⑤ 軽く酒に酔うさまを表わす語。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by