ゆらゆら(読み)ユラユラ

デジタル大辞泉 「ゆらゆら」の意味・読み・例文・類語

ゆら‐ゆら

[副](スル)
物がゆっくりと大きく、繰り返し揺れ動くさま。「波にゆらゆら(と)揺れる船」「地震で足もとがゆらゆら(と)する」
ゆったりと。ゆっくりと。
「打ち解けて―とおれのうさ」〈松の葉・一〉
[類語]ぐらりとくらくらぐらっとぐらぐらくらっとくらりぐらりめまい立ちくらみ眩暈目がくらむ目が回るふらふらよろよろよたよたぐらつくふらつくふらっとひらひらびらびらぴらぴらひらりひらりはたはたゆさゆさちらりほらりほろりはらりぱらぱらふわふわひらり片片へんぺんぽっかりぷかりぷかりぷかぷかどんぶりこどんぶらこ浮き沈み浮遊たゆたう浮かぶ漂う浮く浮揚舞うふわりふわっとふんわり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ゆらゆら」の意味・読み・例文・類語

ゆら‐ゆら

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. ゆれうごくさま、ゆりうごかすさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「女のしりに立ちて、ゆらゆらとこのくちなはの行ば」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)四)
    2. 「坐って居る時でもからだがゆらゆらして居た」(出典:鼠と猫(1921)〈寺田寅彦〉三)
  3. 動作気持などがゆるやかであるさまを表わす語。ゆるゆる。ゆっくり。ゆったり。
    1. [初出の実例]「くつわ虫ゆらゆら思へ秋の野の藪のすみかは長き宿かは」(出典:曾丹集(11C初か))
  4. (髪などが)たっぷりと豊かであるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「かみは、あふぎをひろげたるやうにゆらゆらとして」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若紫)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android