アンツーカー

デジタル大辞泉 「アンツーカー」の意味・読み・例文・類語

アン‐ツー‐カー(〈フランス〉en-tout-cas)

《晴雨兼用の傘の意》陶土などを高温で焼いた赤褐色の人工土。また、それを敷いて水はけをよくした競技場テニスコート。現在ではほとんど使用されない。
[類語]土壌土地大地壌土土砂赤土黒土緑土黄土凍土ローム粘土陶土はに壁土腐植土腐葉土シルト残土

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精選版 日本国語大辞典 「アンツーカー」の意味・読み・例文・類語

アン‐ツー‐カー

〘名〙 (en-tout-cas もとフランス語で、晴雨兼用傘の意) 陸上競技場トラックやテニスコートの表土に用いるれんが色の人工土。また、これを敷いた競技場。元来は、この人工土を敷いた全天候型テニスコートをさす商標名。
アカシヤ大連(1969)〈清岡卓行〉一「針金ネットに激突して、そこからアンツーカーに落下して死んでしまった」

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