デジタル大辞泉
「一服」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
いっ‐ぷく【一服】
〘名〙
① (━する) タバコ、茶、薬などを一回のむこと。また、その量。〔文明本節用集(室町中)〕
※
浄瑠璃・五十年忌歌念仏(1707)下「たばこ一ぷく所望したし」 〔
陸亀蒙‐奉酬襲美早春病中書事詩〕
※談義本・根無草(1763‐69)前「医者どもに申し付くれば、一ふくにてもやり付くる事、
疫神などのおよぶべき所にあらず」
※
婦系図(1907)〈泉鏡花〉前「
軍医の
奥さんにお手のもので、毒薬
(イップク)装
(も)られちゃ大変だ」
③ (━する) タバコをのんでしばらく休息すること。また、単にしばらく休息すること。小
休止。
④ 取引相場で、相場の動きが、止まって保(も)ち合うこと。普通、「上げ一服」というように上がり続けてきた相場に対して使う。息入れ。〔取引所用語字彙(1917)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報