精選版 日本国語大辞典 「佐々木月樵」の意味・読み・例文・類語
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明治・大正期の真宗大谷派の学僧。明治8年4月13日、愛知県安城(あんじょう)市の願力寺に生まれ、のち岡崎市の上宮(じょうぐう)寺に入って山田姓から佐々木姓に移った。1906年に真宗大学(大谷大学の前身)研究院を卒業し、同年同大学教授に就任、仏教教理史および浄土教史を講じた。1921年(大正10)にはヨーロッパの宗教と教育事情を視察のため、沢柳政太郎(さわやなぎまさたろう)、小西重直とともに外遊、1924年大谷大学長に就任して、従来の閉鎖的な宗学を新しい仏教学として世界にその門戸を開放したが、大正15年3月6日病没した。
[舟橋一哉 2017年7月19日]
『『佐々木月樵全集』全6巻(1973・国書刊行会)』
(草野顕之)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
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