御代田町(読み)みよたまち

日本歴史地名大系 「御代田町」の解説

御代田町
みよたまち

面積:六一・五四平方キロ

北佐久郡の東部、浅間山(二五四二メートル)の南麓、標高ほぼ八〇〇メートルから一〇〇〇メートルの高地が主要町域であり、東は軽井沢かるいざわ町、西は小諸こもろ市、南は佐久市に接する。

町域の北部旧小沼おぬま村一帯は「和名抄」にみえる古代の郷小沼にあたるとされており、古代の官牧塩野しおの牧の境域もおおむねこの辺りで、その中心である塩野には真言宗の古刹浅間山真楽しんらく寺がある。追分おいわけ宿(現軽井沢町追分)で中山道と分岐した北国脇往還(現国道一八号)は荒涼たる原野を下って小諸城下(現小諸市小諸)に通じる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「御代田町」の意味・わかりやすい解説

御代田〔町〕
みよた

長野県東部,浅間山の南西方にある町。 1956年御代田村,小沼村,伍賀 (ごか) 村が合体して町制。山麓部の標高 800~1200mに集落があり,中心集落の御代田には精密機械などの工場がある。山腹ではキャベツ,レタスなど高冷地野菜の栽培が行われる。軽井沢町の西に接するために西軽井沢の一部として別荘地民宿が多い。標高 2000m付近は高峰高原と呼ばれ,観光開発が進んでいる。町域の一部は上信越高原国立公園に属する。しなの鉄道,国道 18号線が通る。面積 58.79km2人口 1万5555(2020)。

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