眉目(読み)ビモク

デジタル大辞泉 「眉目」の意味・読み・例文・類語

び‐もく【眉目】

まゆと目。転じて、顔かたち。容貌。「端正な眉目
面目。名誉。誉れ
「皇帝以下の秘曲を吹く間、白髪忽ちにもとのごとし。尤も道の―といふべし」〈十訓抄・一〇〉

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精選版 日本国語大辞典 「眉目」の意味・読み・例文・類語

び‐もく【眉目】

〘名〙
① 眉と目。また、顔かたち。容貌。みめ。びぼく。〔伊京集(室町)〕
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉五「彼の眉目がわが親愛なる好男子水島寒月君に瓜二つであると云ふ事実」 〔後漢書馬援
ほまれ。面目。名誉。美目。びぼく。
明衡往来(11C中か)中本「又賜一疋馬。尤足騎用。於故郷眉目之由申侍」

び‐ぼく【眉目】

〘名〙 (「ぼく」は「目」の漢音)
① =びもく(眉目)①〔色葉字類抄(1177‐81)〕
太平記(14C後)一九「其撰(えらひ)に相当る事、且は弓矢の眉目(ビボク)也」

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普及版 字通 「眉目」の読み・字形・画数・意味

【眉目】びもく

眉と眼。容貌。〔後漢書、馬援伝〕京師りしより、數(しばしば)見せらる。人と爲り須髮(しゆはつ)、眉目畫けるが如し。對に閑(なら)ひ、尤も善く世の行事ぶ。

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