デジタル大辞泉
「空船」の意味・読み・例文・類語
から‐ぶね【空船】
《「からふね」とも》乗客も乗らず積み荷もない、からの船。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
くう‐せん【空船】
〘名〙
①
貨物や客をのせていない空荷状態の船。からぶね。
むなしき【空】 船(ふね)
① (「君は船、臣は水」というところから、
帝位を去るの意)
上皇(
仙洞)の
異称。
※後
拾遺(1086)雑四・一〇六二「
住吉の神は哀と思ふらんむなしき舟をさしてきたれば〈後
三条院〉」
※俳諧・父の終焉日記(1801)四月二六日「心も転倒して、允に空しき舟に乗れるごとく、さてしも果ぬことなれば」
むなし‐ふね【空船】
〘名〙 貨物や乗客のない船。からぶね。
※
古事記(712)中「軍
(いくさ)を興して待
(ま)ち向
(むか)へたまふ時に、
喪船(もふね)に赴
(むか)ひて空船
(むなしふね)を攻めたまはむとす」
から‐ぶね【空船】
〘名〙 (「からふね」とも)
貨客を積んでいない船。とくに、
江戸時代の
御城米船では積込港まで貨客を積まないで航海させられた。〔
日葡辞書(1603‐04)〕
※船法御定並諸方聞書(1724頃)「
江戸よりから船にて罷上り」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「空船」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報