(読み)アクタ

デジタル大辞泉 「芥」の意味・読み・例文・類語

あくた【×芥】

ごみ。くず。かす。転じて、つまらないもの。「ちりのごとく扱われた」
[類語]ちりごみ塵芥ちりあくた塵芥じんかい粉塵黄塵砂塵後塵塵埃

かい【芥】[漢字項目]

人名用漢字] [音]カイ(漢) ケ(呉) [訓]からし あくた
からし菜。香辛料のからし。「芥子かいし
小さなごみ。あくた。「塵芥じんかい土芥
[名のり]しな
難読芥子からし芥子けし

ごもく【×芥】

ごみ。あくた。
「人の住家ちり、―の溜る程、世にうるさき物なし」〈浮・一代女・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「芥」の意味・読み・例文・類語

あくた【芥】

〘名〙 腐ったりなどして打ち捨てられているもの。ごみ。くず。廃物。また、比喩(ひゆ)的に、役に立たないもの・無益なものをいう。
万葉(8C後)七・一二七七「天なる姫菅原の草な刈りそねみなのわたか黒き髪に飽田(あくた)し著くも」
※玉塵抄(1563)三〇「本のまことの人は、物をさうさうにあくたなことはいわぬぞ」

ごもくた【芥】

〘名〙 =ごもく(芥)
※俳諧・蛇之助五百韻(1677)「五木太(コモクタ)もさそふ水あるゐてとけて 熊手をかたけいなんとぞ思ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「芥」の解説

芥 (カラシナ・カラシ)

学名Brassica ×juncea
植物。アブラナ科の越年草,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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