角灯(読み)カクトウ

デジタル大辞泉 「角灯」の意味・読み・例文・類語

かく‐とう【角灯】

ブリキなどで枠を作り、ガラス四面を囲った灯火ランタン
[類語]行灯あんどん雪洞ぼんぼり提灯ちょうちん松明たいまつ燭台手燭万灯灯台灯籠雪見灯籠回り灯籠走馬灯石灯籠ランプランタンカンテラ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「角灯」の意味・読み・例文・類語

かく‐とう【角灯】

〘名〙 四面をガラスで張った四角形の灯火。軒先に出したり、道を歩くのに提げたりする。ランタン。
東京日日新聞‐明治一六年(1883)七月四日「巡査の角燈携帯」
※別れ霜(1892)〈樋口一葉〉六「角燈(カクトウ)の光り雪に映じ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の角灯の言及

【街灯】より

…1524年にはパリで,街頭泥棒や放火犯の横行に対処するため,街路に面した家の窓の前を照明し続けるよう命令が出された。58年には,ピッチなどの可燃物を入れた角灯が街角に建てられ,1667年パリ市の警察制度の大改善で,月夜にも点灯して夜間の凶行防止をはかり,市民に費用を負担させた。ヨーロッパ各都市はこれにならって,おおむね17世紀には街灯が設置された。…

※「角灯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android