コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ブリキ ブリキ tin plate

翻訳|tin plate

5件 の用語解説(ブリキの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ブリキ
ブリキ
tin plate

スズをメッキした鋼板。低炭素の軟鋼板にスズを薄く被覆して腐食を防いだもので,表面が美しく,耐食性にすぐれ,ハンダがよくつき,毒性がないので,缶詰用の缶,食品容器,石油缶など広い用途をもつ。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

ブリキ

薄鋼板にスズをめっきしたもの。語源はオランダ語のblikだといわれる。英語ではtinplate,あるいはtinned steel sheet。かつては溶融めっきが行われたが,今日では広幅帯鋼を連続的に電気めっきする方法がほとんどで,めっきが均一に行われ,スズ付着量の調整も容易にできる。
→関連項目スズ(錫)表面処理鋼板めっき(鍍金)

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ブリキ【tinplate】

スズめっきをした鋼板の薄板をいう。耐食性があり,はんだ接着性がよく,毒性のないことなどを特徴とし,缶詰缶のような食品容器として使用される。古くは溶融めっき法で製造されたが,現在ではすべて電気めっき法で製造される。めっき層の厚さも1μm以下の薄いものが主流になっている。表面に存在するスズの役割も,耐食性ばかりでなく固体潤滑材として鋼板によい加工性を与えることなどの特徴が注目されている。図は近年生産されているブリキ薄板の断面を示したものであるが,その構造を見ると複合された表面皮膜をもつ材料といえる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ブリキ【blik】

スズをめっきした薄い鉄板。建材や缶の材料とする。 〔「鉄葉」 「錻力」とも書く〕

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ブリキ
ぶりき
tin plate英語
blikiオランダ語

スズをめっきした薄鉄板。「錻力」「鉄葉」の当て字が用いられた。スズの歴史は非常に古く、紀元前4000年ごろに銅‐スズ合金(青銅)がつくられ、紀元後25年に鉄器にスズめっきが施されていた。スズめっきが近代技術として発達を始めたのは13世紀のボヘミア地方においてであるといわれる。古くから使われてきた理由は、スズの融点が低いために後述の溶融法で容易に美しい光沢のめっきが可能であり、そのうえ鉄の弱点である腐食性を補うことができるからである。
 スズめっき法は溶融法と電気めっき法とに大別される。スズの融点は231.9℃と低く、初期においてはもっぱら溶融法が行われたが、今日では厚めっきが要求される酸性内容物の缶など特別な場合を除き、ほとんど電気めっき法で行われている。その理由は、溶融めっき法の2分の1以下の薄く均一なめっきが容易にでき、スズ層の薄さによる耐食性の低下を合成樹脂塗料の進歩で十分補えるようになったためである。原板としては極(ごく)軟鋼薄板が用いられる。冷間圧延板はアルカリ洗浄と酸洗いされ、600~700℃で光輝焼きなましされる。数%の調質圧延を行ってからふたたび洗浄と酸洗いを行い、めっき浴に入れる。めっき液にはスズ酸ソーダ、カ性ソーダ液やフェノールスルホン酸スズなどを用いる。めっきを終了した板はクロム酸など酸化性溶液をくぐり、薄く緻密(ちみつ)なスズ酸化膜を形成し、その後塗油されて巻き取られる。ブリキは元来スズ自体の潤滑性と油膜の存在により絞り加工が容易であるが、厳しい加工を施す場合ほどあらかじめよく焼きなまされた原板が使用される。スズの使用量をさらに節約するために、冷延鋼板の表面にきわめて薄いクロムめっきを施した無スズ鉄板がキャンスーパーなどの名称で生産され、食品や飲料の容器に利用されている。この耐食性を補う意味をも兼ねて、缶になってのちに合成樹脂塗装を施される。これはブリキに比べて、はんだ付け性が劣る。スズ‐鉛合金めっきにより、はんだ付け性が向上する。[須藤 一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ブリキの関連キーワード表面処理表面処理鋼板電気鍍金トタン板舷牆めっきめっきすずめやエリクセン値(材料科学)亜鉛めっき鋼板耐食性

今日のキーワード

プレミアムフライデー

経済産業省と日本経済団体連合会などの経済界の団体が個人消費を喚起するため、毎月末の金曜日に午後3時をめどに仕事を終えるよう企業に対応を呼びかけるキャンペーンの名称。2016年12月12日、政府と経済界...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ブリキの関連情報