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Ⅰa型超新星 イチエーガタチョウシンセイ

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デジタル大辞泉の解説

いちエーがた‐ちょうしんせい〔‐テウシンセイ〕【Ⅰa型超新星】

連星系を成す白色矮星伴星からガスが流入し、太陽質量の約1.4倍(チャンドラセカール限界)を超えたときに生じる超新星分光学的には水素吸収スペクトルがないⅠ型超新星に分類され、加えてケイ素吸収スペクトル見られる。最も明るい時の絶対等級がほぼ一定のため、宇宙物理学上の標準光源として、極めて遠方の銀河までの距離測定に利用され、宇宙の加速膨張の発見に大きく貢献した。

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

a型超新星
いちえーがたちょうしんせい

質量の大きな恒星の進化の最後を示す超新星の一種。超新星のうち、もっとも明るくなったときのスペクトルに水素の輝線が見えないものを型といい、さらにそのなかでケイ素の輝線のあるものをa型とよんでいる。a型超新星は超新星のなかでも際だって明るく、かつ最大光度がほぼ一定であることが確かめられている。この性質により宇宙での距離測定の標準光源として利用され、その結果、宇宙が加速膨張していることが明らかになった。a型超新星は白色矮星(わいせい)ともう一つの恒星との連星系であると考えられている。その白色矮星にもう一つの恒星からガスが降り積もることによりチャンドラセカール限界質量(白色矮星が構成物質の電子の縮退圧と、星自身の重力とつり合ってつぶれない限界の質量)まで質量が増加して、最後には白色矮星が自身の重力による収縮に耐えきれなくなる。そのとき白色矮星の中心核にある炭素が核融合の暴走を引き起こし、白色矮星全体を吹き飛ばす大爆発を起こすと考えられている。この爆発時のチャンドラセカール限界質量(太陽の1.44倍)のため、ほぼ一定の最大光度であると思われている。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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