あいの風(読み)アイノカゼ

百科事典マイペディアの解説

あいの風【あいのかぜ】

夏の穏やかな北風をいい,日本海沿岸地方で広く用いられる言葉。

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とっさの日本語便利帳の解説

あいの風

春から夏にかけて吹く、北東から南東までの風。地域によって風向が異なる。福井から新潟までは東の風。あゆの風ともいう。

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大辞林 第三版の解説

あいのかぜ【あいの風】

春から夏にかけて、日本海沿岸で吹く、北ないし北東の穏やかな風。あい。あゆのかぜ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

あいの風
あいのかぜ

夏、主として日本海の沿岸部で吹く、穏やかな海風の局地名。俳諧(はいかい)『道の枝折(しおり)』のなかに「あひの風、うら風也(なり)、朝はふかで昼より吹也、南国にしらぬ風也。」とある。沖から吹き寄せる風であるから、風向きは場所により北東から北西までさまざまである。沖から魚貝や海藻などの珍味を吹き寄せるので、宴に通じる「あえ」を語源とする説もある。[根本順吉]

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世界大百科事典内のあいの風の言及

【風】より

…〈たま風〉同様,悪風として恐怖感を伴う。これらの悪風に対し,夏から初秋に多い〈あい〉〈あいの風〉は,日本海沿岸に広く分布し,海から種々の珍しいものを打ち寄せてくれる好ましい風とされる。また北前船は,日本海北部海域からこの風に乗って上方方面へ航行した。…

※「あいの風」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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