アシュランド(その他表記)Ashland Inc.

デジタル大辞泉 「アシュランド」の意味・読み・例文・類語

アシュランド(Ashland)

米国オレゴン州南西部の町。メドフォード南東約20キロメートル、ローグ川沿いに位置し、カリフォルニア州との州境に近い。南オレゴン大学が所在。1935年に始まったシェークスピアフェスティバルをはじめ、演劇の町として知られる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アシュランド」の意味・わかりやすい解説

アシュランド
Ashland Inc.

アメリカ合衆国の化学メーカー。1936年石油精製会社アシュランド・オイル・アンド・リファイニングとして設立。1939年オーエンス=アシュランドの買収に続いて石油会社を吸収,1964年以降は化学会社を買収して工業薬品・石油化学部門へ進出,さらに石炭,建設(道路建設・舗装)部門へと多角化をはかった。その後再編成計画の一環として,1988年には石炭部門をアシュランド・コールとして分離,1990年にエンジニアリング部門を売却し,1991年に原油の生産・販売会社パーミアンを買収。1995年社名をアシュランドに変更。化学事業を中心に再編を進め,2005年には石油精製事業から完全撤退した。近年は主に建設,自動車,医薬品分野向けに化学品や熱可塑性樹脂を製造販売している。2016年に社名をアシュランド・グローバル・ホールディングスに変更した。

アシュランド
Ashland

アメリカ合衆国,ケンタッキー州北東部の都市シンシナティの南東約 200km,ビックサンディ川の合流点付近でオハイオ川に面している。 1815年,バージニア出身者たちが定住開始。初期のケンタッキー鉄鋼業の重要な中心地であり,ベルフォンテ製鉄所は,19世紀としては大規模な工場であった。近くで石炭を産出するが,鉄鉱石は採掘しつくした。 1900年代初期に,チェサピーク・オハイオ鉄道によってケンタッキー中部やシンシナティと結ばれ,20年までに,ケンタッキー州の最も重要な工業都市の一つに成長した。ウェストバージニア州のハンティントンなど近隣の工業都市とともに,鉄鋼業,金属工業,石油化学工業地域を形成。ケンタッキー大学分校がある。人口2万 3622 (1990) 。

アシュランド
Ashland

アメリカ合衆国,オレゴン州南西部の都市。ローグ川流域の南部,ベアークリークの岸にあり,ゴールド・ラッシュ期の 1852年に入植。 84年にはオレゴン・カリフォルニア鉄道が通じ,製材の町として発展した。現在は製紙,金属製品,衣料などの工場も立地。市にはサザンオレゴン州立大学 (1826創立) があり,リシア公園では毎年オレゴンシェークスピア祭が開かれる。人口1万 6234 (1990) 。

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