子供の頃に親から受けた心理的傷が癒されないまま大人になり、自信がない、いつも不安など、心理的症状を抱えるようになった成人。米国では本来、adult children of alcoholicの略で、「アルコール依存症の親に育てられた大人」という意味で使用されていた。アルコール依存症だけでなく、親の物理的・心理的暴力のはけ口として育った子は、成人後も自己肯定感が持てず、相手の非合理的な期待に応えることが生き甲斐となり、DVの被害者となったり、心理的に不安定な状況になることが多いため、この言葉が使われるようになった。