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あやつこ あやつこ

大辞林 第三版の解説

あやつこ

初宮参りや初歩きの時に、赤子の額に鍋墨なべずみや紅などで「犬」「大」「×」などの印をつける風習。魔除けのためのまじないという。やむこ。

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世界大百科事典 第2版の解説

あやつこ

生児が初外出する時に鍋墨や紅で×やの印あるいは犬,大などの字を額に書く風をいう。初宮参りの帰途に親戚の家でつけてもらったり,雪隠(せつちん)参りや橋参りの時につける所もあり,東北地方ではヤスコ,淡路島ではヤッコという。犬の字を書くことが多いのは,犬は産が軽くしかも丈夫に育つと信じられたため,犬にあやかろうという俗信によると思われる。しかし,×や大の印にも見られるように,アヤツコのアヤは二つの線の交差も意味し,また便所や橋もある意味で二つの世界の境にあるものだから,あの世からこの世への社会的な誕生をあらわしたもので,通過儀礼の一つであるというのが本来の意味であろう。

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世界大百科事典内のあやつこの言及

【育児】より

…菅笠やむつきをかぶせて竈神,井戸神,厠神(かわやがみ),屋敷神などの家の神々に参って供物をする土地もある。このときあやつこといって,生児の額に男子には鍋墨で犬の字,女子には紅で ・ 印をつける。これは悪魔を払うためといわれ,東北地方ではヤスコと呼んでいるが,やはり神の子として生児が承認されたしるしでもある。…

※「あやつこ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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