日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウェッデル石」の意味・わかりやすい解説
ウェッデル石
うぇっでるせき
weddellite
有機鉱物の一種。短い正方錐(すい)状の結晶をなす。人の腎臓(じんぞう)結石や膀胱(ぼうこう)結石の構成鉱物の一つとしてよく知られている。地質学的には、海底あるいは河底の堆積(たいせき)物中に産する例が多い。日本付近では、日本海の海底から発見されている。原産地は南極のウェッデル海で、名称はそれに由来する。
[松原 聰]
[参照項目] |
| [補完資料] |