ウォルソー(その他表記)Jens Jakob Asmussen Worsaae

改訂新版 世界大百科事典 「ウォルソー」の意味・わかりやすい解説

ウォルソー
Jens Jakob Asmussen Worsaae
生没年:1821-85

デンマークの考古学者。年少時からC.J.トムセン薫陶うけ,師の三時代法(石器・青銅器・鉄器時代)を理論的に深め,遺物そのものでなく,遺跡時代区分にそれを適用した。貝塚住民のごみ捨場として実証したのもこの方法成果である。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウォルソー」の意味・わかりやすい解説

ウォルソー
うぉるそー
Jens Jacob Asmussen Worsaae
(1821―1885)

デンマークの考古学者。王立北方古物博物館長、国立歴史博物館長、文部大臣などを歴任した。少年時代より古代遺物に興味をもち、北方古物博物館長であったトムセン弟子となった。早くからドルメン巨石記念物の一つ)が墳墓であるとの創見を示し、また自然の堆積(たいせき)とされていた貝塚が人為的なものであることを明らかにした。彼はヨーロッパ考古学界の発展を推し進めるとともに、歴史的記念物の監督者として、その保護、啓蒙(けいもう)にも手腕を発揮した。

[植山 茂]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウォルソー」の意味・わかりやすい解説

ウォルソー
Worsaae, Jens Jacob Asmussen

[生]1821.3.14. バイル
[没]1885.8.15. コペンハーゲン
デンマークの考古学者。 C.トムセン三時期法をさらに精密化,体系化した。また貝塚自然現象でも居住地でもなく,居住地に伴う食物のごみ捨て場であることを実証した。

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