三時代法(読み)さんじだいほう(その他表記)three-ages system

日本大百科全書(ニッポニカ) 「三時代法」の意味・わかりやすい解説

三時代法
さんじだいほう
three-ages system

デンマークトムセンが1836年に提唱した歴史の時代区分。トムセンは利器器具ではない)の材料に基づいて、異教時代を石器時代青銅器時代鉄器時代に三分した。この時代区分はヨーロッパ諸国に伝わり、先史時代の区分に適用され、いわゆる「先史学」の研究に大きく寄与したし、現在も広く使用されている。20世紀に入って、石器時代は旧石器時代中石器時代新石器時代に細分されたし、石器時代と青銅器時代との間に金石併用時代を設定する学者もある。三時代法はきわめて便利ながら、そこには技術史的時代であるという性格による限界(とくに冶金(やきん)術の発明・採用に重点を置き、生産経済の発展を軽視するという)があることを忘れてはならない。

角田文衛

『角田文衛著『古代学序説』(1976・山川出版社)』

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最新 地学事典 「三時代法」の解説

さんじだいほう
三時代法

three age system

デンマークの考古学者C.J.Thomsen(1788~1865)が定式化した文献出現以前の世界の時代区分法。古いほうから石器時代・青銅器時代・鉄器時代に区分。デンマーク国立博物館における展示実践をふまえ,1836年の著作「北方考古学案内」で初めて活字にされた。その後,石器時代は旧石器・新石器時代に二分,さらにその間に中石器時代が設定されたが,三時代法の基本の枠は今日でも生きている。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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