ウンダーリヒ(読み)うんだーりひ(その他表記)Karl Reinhold August Wunderlich

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウンダーリヒ」の意味・わかりやすい解説

ウンダーリヒ(Karl Reinhold August Wunderlich)
うんだーりひ
Karl Reinhold August Wunderlich
(1815―1877)

ドイツの内科医。体温曲線の創始者。1837年チュービンゲン大学を卒業し、パリとウィーンで医学の見聞を広めた。25歳のとき『ドイツおよびフランスにおける現代医学の治療と批判』を著し、医学はパリやウィーンのように、自然科学的でなければならないと主張した。1846年チュービンゲン大学教授となり、1850年にライプツィヒ大学に転任した。1859年著書『医学史』を、1868年に体温測定に関する著書『臨床検温知見』を出版した。外科教授チールシュKarl Thiersch(1822―1895)や生理学教授ルートウィヒとともに、ライプツィヒ大学の学風を大いに顕揚した。

[古川 明]


ウンダーリヒ(Fritz Wunderlich)
うんだーりひ
Fritz Wunderlich
(1930―1966)

ドイツのテノール歌手。フライブルク高等音楽院で声楽を学び、1955年に卒業と同時にデビューし、モーツァルトの『魔笛(まてき)』のタミーノなどでオペラ歌手として活躍したほか、シューベルトの歌曲の分野でも、甘美で叙情性にあふれた声と表現により、短期間のうちに当代随一のリリック・テナーという評価を獲得したが、66年9月17日、不慮の事故のため36歳の若さで死去した。

[美山良夫]

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