日本大百科全書(ニッポニカ) 「エンテベ」の意味・わかりやすい解説 エンテベえんてべEntebbe アフリカ東部、ウガンダ中南部の都市。ビクトリア湖北岸に面する。人口5万7518(2002推計)。首都カンパラに近く、国際空港をもち、スーダン、ブルンジ、ケニア、ヨーロッパなどと結んでいる。東方のジンジャと並ぶビクトリア湖上交通の重要な港の一つで、とくにウガンダ鉄道がケニアのキスム止まりの時期、キスム―エンテベ間の輸送で栄えた。ビクリトア湖上の漁業の重要な中心地でもある。1976年のエンテベ空港事件(イスラエル軍による人質奪還のための空港奇襲作戦)で一躍有名になった。[赤阪 賢] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エンテベ」の意味・わかりやすい解説 エンテベEntebbe ウガンダ中南部の都市。カンパラ南南西約 35km,ビクトリア湖に突出した小半島に位置。標高約 1200mの湖岸にあるため年平均気温 21.6℃としのぎやすい。 1893年イギリスが軍の駐屯地として建設,94年ウガンダ保護領の行政庁所在地となった。独立後カンパラに首都を譲り,現在は住宅地。国際空港,植物園などがあり,観光地としても名高い。湖港でもあり,ビクトリア湖を航行するケニア,タンザニア行きの汽船が出ている。 1976年のエンテベ空港事件で有名。人口4万 1638 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報