ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オオウミガラス」の意味・わかりやすい解説
オオウミガラス
Pinguinus impennis; great auk
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鳥綱チドリ目ウミスズメ科の海鳥。絶滅種で、オオウミスズメともよばれ、一般にはgarefowlの名でも知られている。体長76センチメートル。頭から背面は黒色、下面は白色で、ウミガラスの体形、体色に似ているが、飛翔(ひしょう)力はもっていなかった。嘴(くちばし)は黒っぽくて大きく、目の前方に白斑(はくはん)がある。大西洋の北部、イギリス北西部のセント・キルダ島からアイスランド、グリーンランド、北アメリカのセント・ローレンス湾にまで広く分布していたが、船員の食用に供されたのと、その体の脂肪をとるために乱獲されたため、1844年に絶滅した。学名の「ピンギヌス」は羽を切られた鳥の意味であり、この鳥につけられた名であったが、その後南半球で似た鳥がみつかり、それに同じ名がつけられた。それが現在のペンギンである。
[柳澤紀夫]
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…繁殖期には岩の上に並んでとまりウルルーン,またはオロローンとよくひびく声で鳴き合う。 オオウミガラスPinguinus impennis(英名great auk)(イラスト)はかつて北大西洋に多産した全長75cmもある大きな種で,くちばしは左右に平たく,体の上面は黒くて眼の前に白い線がある。翼が退化し,飛翔(ひしよう)力はなく,油をとるため漁船員に乱獲され,1844年ころに絶滅した。…
※「オオウミガラス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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