ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウミガラス」の意味・わかりやすい解説
ウミガラス
Uria aalge; common murre
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翻訳|murre
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広義には鳥綱チドリ目ウミスズメ科ウミガラス属に含まれる鳥の総称で、狭義にはそのうちの1種をさす。同属Uriaは世界で3種が知られているが、いずれも北半球北部の寒流域の海上にすみ、海岸の岩棚で繁殖し、群れで生活することが多い。海上を低く直線的に飛ぶ。潜水して小魚などをとらえるが、容易に数十メートルの深さまで潜ることもあり、その深さのサケ・マス漁の網にかかることで知られる。種としてのウミガラスU. aalgeは北海道ではロッペンチョウ、ロッペンガモ、オロロンチョウともよばれ、全長43.5センチメートル、頭から背面は黒色で、下面は白色。冬羽では顔の下半分が白色になる。雌雄同色。太平洋、大西洋の北部の離島などの岩棚で繁殖し、洋ナシ形の1卵を産む。狭い岩棚でも落下しにくい卵形といえる。幼鳥は翼が生えそろう前に海へ飛び込み、海上で養育される。北海道の天売島(てうりとう)では多数が繁殖している。ハシブトウミガラスU. lomviaは全長43.5センチメートル。ウミガラスに酷似するが、嘴(くちばし)が太めであることと、嘴の会合線が白っぽくなっている点が異なる。太平洋、大西洋の北部の離島で繁殖している。わが国では冬鳥として北日本の沿岸で少数がみられるだけである。オオハシウミガラスAlca tordaは全長41センチメートル。ウミガラスに似た体色で、嘴は厚みはないが太く、白線のある点が異なる。大西洋の北部に分布している。
[柳澤紀夫]
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