( 1 )名詞「音」に、ある現象を生じる意の接尾語「なふ」の付いて出来た語で、音がする、聞こえるというのが原義であろう。「おとづる」より古く、上代はこの意で用いられており、「源氏物語」の名詞形も「きぬのおとなひ」(帚木)、「このはのおとなひ」(朝顔)のように、おおむね原義が生きている。
( 2 )②③のような行為、行動を表わす意味はここからの派生と思われる。
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